羽毛布団1枚で暖かく眠れたのか?大寒波&室温5℃【体験レポ】

加齢とともに軽くて暖かい羽毛布団をお探しの方がとても多くなっています。

・羽毛布団1枚では寒くて寒くて・・・
・羽毛布団の上に毛布を重ねるとヒンヤリ感が嫌い!
・羽毛布団が重く感じるようになったわ!

量販店や通販で何枚もご購入したけれど、物足りなくて・・・

「軽くて暖かい羽毛布団はありませんか?」

というお問い合わせを頂くことが増えてまいりました。

そこで、

2023年1月大寒波の夜に実験を行いました。

*イメージ図です。

10年に一度の最強寒波となった2024年1月24日~25日に実験を行いました。

当日は京都の山科駅で列車が立ち往生するなど記録的な大雪でした。
兵庫県淡路島西海岸も例外ではなく、めったに降ることがない雪で
あたり一面雪景色となりました。

最低気温は、外気温氷点下2℃・室温は5.3℃。

そのあとも継続的に3回テストを行い、羽毛布団1枚の限界を体験しました。

1年で最も寒いと言われる寒の内(二十四節季、小寒から立春の前日まで)
に行った実験なので、羽毛布団の実力を測る上では最適ではないでしょうか?

店主自らの実体験!

軽くて暖かい羽毛布団をお探しの方は、ご購入の目安となりますのでご一読ください。

データに裏付けされた羽毛布団1枚での限界とは?

まず、今回実験に使用した羽毛布団は下記のような製品です。

ポーランド産ホワイトコーダマザーグース1000g

生地:ラムコ100サテン(インド綿を使用した最高級品、生地の重さ900g)
羽毛:ポーランド産ホワイトコーダマザーグース(ダウン95%、DP440、羽毛充填量1000g)
キルト:エレガントキルト(5×6マス 高さ7cm)
サイズ:シングルロング(150×210cm)
カバー:綿100%(重さ850g)とポリエステル65%・綿35%(重さ700g)の二種類を使用

*羽毛布団本体の重さは1900g

■実験した建物

木造(土壁を使用した古民家風)
窓枠(アルミサッシ)
床(畳敷)

*床下換気口から北風が入ってきてとても寒かった
*断熱効果の少ない建物なので寒かった。
*就寝時には寒いので湯たんぽ一個使用

■実験者
50代 男性

■1月24日(火)の室温の変化と寝心地の感想

1月24日(火) 午後9時50分就寝 室温8.3℃ この時は布団の中でも寒さを感じませんでした。
1月25日(水) 午前5時45分起床 室温5.3℃ 肌寒くて目が覚めた、外は一面の雪景色。

 

■その後一週間の間の実験

1月26日(木) 午後10時13分就寝 室温10.4℃ 快適  
1月27日(金) 午前5時42分起床 室温8.3℃ 朝まで快適で熟睡。

 

2月1日(水) 午後9時16分就寝 室温9.8℃ 快適
2月2日(木) 午前5時21分起床 室温10.7℃ あたたかくて気持ちよい目覚め。

 

2月2日(木) 午後9時32分就寝 室温12.4℃ 布団に入って10秒くらいで快適
2月3日(金) 午前5時52分起床 室温9.1℃ 熟睡、気持ちよすぎて布団から出るのがイヤ。

 

今回の実験結果からは、この羽毛布団1枚の限界は室温5℃あたりと言えるでしょう。

(上記の実験は個人差がありますことをご了承ください)

本気で羽毛布団を選びたい方へのアドバイス

今回の実験では、室温8度~10度程度の寝室ならこの羽毛布団一枚で
快適に就寝できると確認できました。

エレガントキルトだからふんわり!

室温5度では、少し肌寒く感じましたので綿毛布1枚程度重ねてもよいでしょう。

実験をした建物は古民家風で室内が寒い作りでしたが、断熱材が入っている家屋や
マンションなどの場合は室温が15℃ほどといわれていますので、これ一枚で
十分就寝できると思われます。

ただし、個人差がありますので寒がり体質の方は羽毛をあと100g増量して1100g充填、
暑がり体質の方は羽毛を100g減して900g充填の羽毛布団にすると
良いと思います。

実験をしてちょっと気になったのは、朝方目覚めたとき喉が渇いていたことでした。
おそらく、私の体質では少し暑すぎたかな?と感じています。
900g充填の羽毛布団にしたほうが良かったかもしれません。

少しだけ残念なことは、あと数日ほど氷点下の日があればもう少し正確な数値が測れたことです。
次回、寒波があればもう一度テストしたいと思います。

以上が、本気で羽毛布団を選びたい方へのアドバイスです。

上手なカバーの選び方

この羽毛布団に使用していた生地ラムコは肌触りが滑らかで、寝返りを打った時
シャリシャリ感(生地)がなく快適でした。

でも、そのままでは生地が汚れますのでカバーをかけて就寝しました。

テストした布団カバーは綿100%とポリエステル65%・綿35%の2種類。

綿100%の布団カバー

ポリエステル65%・綿35%カバー

①朝まで暖かく感じたのは綿100%のカバー
②肌沿いが良かったのはポリエステル65%・綿35%の布団カバー

でした。

綿100%のカバーの方が体温から伝導した熱がたっぷり含まれて暖かく感じたと思います。
一方、ポリエステルの方は、体が接していない部分がヒヤッとして冷たかったのが気になりました。

羽毛布団1枚の時は、綿100%のカバーの方が厳寒期には良いと思います。

上手にカバーを選んで羽毛布団の暖かさを最大限生かしてください。

品質の違いは、寝心地の違い

総重量1900g、とっても軽い

羽毛布団が重く感じて何とかしたいとお考えの方は今回テストを行った、
上質な羽毛布団をご検討されても良いかと思います。

 

既製品なら総重量2700g前後ですが、このランクなら1900gととっても軽いですよ!

 

オーダーメイドなので、側生地・羽毛・サイズ・重さをお選びいただけます。

金額はだいたい1枚当たり15万~30万円くらいです。
(羽毛が値上がりしていますので、金額は変化いたします)

自分に合わない羽毛布団を数多く買われるよりは、しっかりとした品質の
羽毛布団を1枚ご購入される方が経済的にも健康的にも良いのではないでしょうか?

 

品質の違いは、寝心地の違い!

 

ご予算やご要望にあわせてオーダーメイドご提案をさせていただきますので
ご興味がありましたら下記までお問い合わせくださいませ。

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☛他の羽毛布団との違いを比較したブログもご覧ください。

⇒ なぜ、800gも重さが違う?【比較レポ】

 

☛ワンランク上の羽毛布団とは

⇒どんな素材を使っているのか?

 

 

 

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