婚礼布団リメイクするとき参考になる【滋賀県・N様】の場合
初夏のころ、滋賀県のN様より婚礼布団リメイクの件でお問い合わせを頂きました。
N様の婚礼布団は、お嫁入の際お母さまが寝具店でわた(コットン)を購入してご自身でお仕立てになったお布団です。
40年以上経っているので処分しようかと迷われたそうですが、やはり思いれのある婚礼布団なので躊躇されておられたようです。
婚礼布団のリメイクをお考えになっていた折、ホームページで当店のことを知りお電話を頂きました。
今回は滋賀県N様の婚礼布団リメイクをご紹介させていただきます。
婚礼布団リメイクの仕様・・・お布団確認後の対応となりました
婚礼布団のリメイクの仕様については、敷布団セミダブルサイズ⇒肌掛け布団2枚を作ってほしいとのことでした。
中綿の量は十分すぎるほどあるのですが、一度現物をお送りいただいた上でリメイク可能かどうかをご連絡差し上げることになりました。
理由は・・・
婚礼布団の中綿は製造された年代・地域により品質に差があるため、打ち直し可能かどうかを判断する必要があります。
また、側生地を再利用される場合は破れ・汚れ・カビなどの確認をする必要があるためです。
N様にご了解いただいた上で、宅急便でお送りいただきました。
お布団をコンパクトにまとめてお送りいただきました。
N様からは、写真のようにお布団をコンパクトにまとめて送っていただきました。
婚礼布団そのままでは、サイズが大きすぎるため布団圧縮袋で薄くし梱包していただきました。
小さくなると運賃も安くなります。
200サイズに収まったので、クロネコヤマトの宅急便が利用できたようです。
丁寧に梱包していただき本当にたすかりました。
ありがとうございました。
婚礼布団を解いて中綿を確認すると・・・状態は?
布団圧縮袋を開封し、婚礼布団を取り出しました。ふっくらと膨らんだお布団は絢爛豪華なお布団でした。
仕立もとても繊細な仕上がりで、愛情をこめてお作りになったんだなと思いました。
中綿は、ほとんどご使用になっていないため十分打ち直しが可能です。
また、品質も肌布団にも利用できる状態でした。
その旨をN様にお電話でご連絡をさせていただいた上で、お見積りをさせていただきご注文を頂きました。
今回は側生地を新調して、洋風仕立ての肌掛け布団×2枚となりました。
(婚礼布団に使用している緞子の側生地はご返却することになりました)
洋風仕立ての肌掛け布団ペアの完成
上記写真のように、打ち直しの後わたはふっくらとしています。このわたを使用します。
写真のようにふっくらと仕上がった打ち直しの綿を、一枚一枚写真のように薄く広げたうえで重ね合わせました。
手作業のため時間はかかりますがやさしい手触りにお仕立てしています。
量産品とは違い、綿の縦方向と横方向を交互に重ね合わせることで薄くても丈夫な肌布団が完成しました。
柄はペイズリー柄のブルーとピンクのペアです。
表地は天然アロエ成分の抗菌・防ダニ効果がある『アロエージュ』を使用!
裏地は通気性が良く蒸れないブロード地を使用!
どちらも綿100%の生地なのでお肌に優しい手触りです。
仕立ては洋風仕立にしたので、和布団の雰囲気とは少し違う豪華な雰囲気になりました。
ご注文から約1か月後・・・
新しいお布団は防水加工された包材で包んでお送りさせていただきました。
その際、緞子の側生地はN様のご希望により返却させていただきました。
以上で、滋賀県N様の婚礼布団リメイクのご紹介とさせていただきます。
婚礼布団リメイクをご検討の際には・・・
婚礼布団のリメイクは、ネット注文のようにクリック一つで注文できません。
お客様それぞれに婚礼布団は状態が違うため、しっかりとしたお打合せが必要です。
お打合せからの納品まで約1か月~1か月半くらいを目途にしてください。
非常に手間暇がかかるものですが、時間をかけてリメイクさせていただいております。
もし、親御様の愛情や思い出を残したいとご検討の際には下記までお問合せください。
ご連絡お待ち申し上げております。
<アクション>
婚礼布団のリメイクでお悩みの場合は、
とりあえず相談だけでもしてみませんか?
良い解決策がみつかるかもしれません。
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